電解研磨依頼で価格を左右する要因は?価格を抑えるコツもご紹介

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電解研磨依頼で価格を左右する要因は?価格を抑えるコツもご紹介

電解研磨を依頼!価格を左右する要因と価格を抑えるコツについて

ステンレス製品の表面処理技術の中でも、電解研磨は美しい仕上がりと優れた機能性を両立できることから、様々な業界で注目を集めています。特に、食品加工機器や医療機器、建築装飾など、衛生性や耐食性が求められる分野においては、電解研磨は欠かせない技術となっています。

こちらでは、そんな電解研磨を専門業者に依頼する際に気になる価格についてご紹介します。価格を左右する要因、価格を抑えるコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

金属表面処理のエキスパート:東陽理化学株式会社

金属表面処理のことなら、東陽理化学株式会社にお任せください。

東陽理化学株式会社は、電解研磨をメインに、ステンレスをはじめとする様々な金属の表面処理を手掛けるエキスパートです。お客様の「こうしたい」というご要望を丁寧に聞き取り、長年の経験と技術力を活かして、最適な解決策をご提案します。また、電解研磨の価格についても詳しくご相談いただけます。

さらに、東陽理化学株式会社では、金属の光沢を高めるための鏡面電解液を開発。従来の技術を超えた鏡面仕上げを実現し、半導体製造装置のステンレス部品やパイプの精密電解研磨にも幅広く対応しています。

当社の電解研磨に関する詳しい情報をご覧になりたい方は、こちらから

電解研磨の価格相場と価格を左右する要因

電解研磨の価格相場と価格を左右する要因

電解研磨を依頼する場合、価格が気になる方も多いでしょう。

こちらでは、電解研磨の価格を左右する要因をご紹介します。

形状、サイズ、材質

電解研磨の価格を左右する要因の一つに、研磨対象物の形状、サイズ、材質が挙げられます。

例えば複雑な形状の製品の場合、シンプルな形状の製品よりも研磨に時間と手間がかかるため、価格が高くなる傾向があります。

また、サイズが大きくなるほど研磨に必要な電解液の量や作業スペースも大きくなるため、価格も高くなる傾向があります。

材質に関しては、ステンレス鋼の中でも、例えばSUS304とSUS316では後者のほうが耐食性に優れており、研磨の難易度が高くなるため価格が高くなる傾向があります。

このように、電解研磨の価格を左右する要因は様々です。そのため、事前に見積もりを依頼し、詳細な価格を確認することが重要です。

研磨の程度、表面積

電解研磨の価格を左右する要因として、研磨の程度と表面積が挙げられます。

研磨の程度は、電解研磨を行う目的や用途によって異なります。例えば、外観を美しく仕上げたい場合は鏡面仕上げのような高度な研磨が必要となります。一方、バリ取りや表面の清浄化が目的の場合は、そこまで高度な研磨は必要ありません。

当然ながら、研磨の程度が高くなるほど作業時間や使用する薬品・電力も増加するため価格は高くなります。

また、表面積も同様に、大きいほど研磨に必要な薬品や電力量が増加するため価格は高くなります。

研磨の程度と表面積は、電解研磨の価格に大きく影響する要素であるため、事前にしっかりと検討しておく必要があります。

電解研磨の価格を抑えるコツ

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電解研磨を依頼する際、価格を抑えるためにはいくつかのポイントがあります。

複数の業者から見積もりを取る

電解研磨は専門性の高い技術を必要とするため、業者によって価格設定が大きく異なる場合があります。そのため、複数の業者から見積もりを取ることは価格を抑えるうえで非常に重要です。

複数の業者を比較検討することで、価格の妥当性を判断できます。また、各社の得意分野や強みが見えてくるため、自社のニーズに最適な業者を選ぶことが可能になります。

見積もりを依頼する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 形状:板状、円柱状、複雑な形状など
  • サイズ:寸法(長さ、幅、高さなど)
  • 材質:SUS304、SUS316Lなど
  • 研磨の程度:鏡面仕上げ、マット仕上げなど
  • 内面電解:形状により内側まで綺麗にするかなど
  • 表面積:研磨する面積
  • 納期:いつまでに必要か
  • その他:特別な要望など

これらの情報を伝えることで、より正確な見積もりを取得できます。

まとめて依頼する

電解研磨は、一度に多くの部品を処理できる点が大きなメリットです。そのため、処理する部品をまとめて依頼することで1点あたりのコストを抑えることが可能です。例えば、100個の部品を電解研磨する場合、1個ずつ個別に依頼するよりも100個まとめて依頼するほうが割安になる可能性が高くなります。これは電解研磨の工程上、一度に処理する量が多いほうが、効率がよくなるためです。

ただし、依頼する業者や部品の形状・サイズによっては、必ずしもこの限りではない点に注意が必要です。事前に複数の業者に見積もりを取り、最もお得な依頼方法を検討することをおすすめします。

電解研磨を依頼する前に確認すべきこと

納期を確認する

電解研磨を依頼する場合、納期は非常に重要な要素です。納期は、依頼内容や依頼する業者によって異なってきます。

一般的には、1~4週間程度が目安となります。しかし、これはあくまでも目安であり、実際にはさらに短い期間で納品される場合や、逆に長い期間を要する場合もあります。

納期が変動する要因として、以下があります。

加工内容の複雑さ

形状が複雑であったり、高い精度が求められる場合には、納期が長くなる傾向にあります。

加工物の大きさ

大きな加工物になるほど加工に時間がかかるため、納期は長くなります。

加工数量

大量に依頼する場合には、納期は長くなる傾向にあります。

依頼する業者の繁忙期

依頼が集中する時期は、納期が長くなる可能性があります。

短納期を希望する場合は事前に業者に相談し、可能な限り対応してもらえるように交渉することが大切です。また、納期が長くなる場合にはその理由を明確に説明してもらうようにしましょう。

適切な材質を選ぶ

電解研磨はステンレスをはじめ、アルミニウムやチタン、タングステン、銅など幅広い金属に適用できますが、材質によってはその効果や仕上がりに差が出ることがあります。例えば、ステンレスの中でもSUS304は電解研磨との相性が良く、鏡面のような美しい仕上がりを得やすい材質です。一方、SUS430など、電解研磨との相性が比較的悪い材質もあります。基本的にはバリ取りがメインとなり、SUS304に比べて光沢は劣ってしまいます。

このように、材質によって電解研磨の効果や仕上がりが異なるため、事前に材質と電解研磨の相性を確認しておくことが重要です。

依頼する業者

電解研磨を依頼する際には価格はもちろんのこと、品質にもこだわることが重要です。仕上がりの品質は業者によって異なり、中には技術不足の業者も存在します。技術力の低い業者に依頼してしまうと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • 電解研磨が不均一:製品全体に電解研磨が均一にかかっておらず、ムラが生じてしまう
  • 洗浄不良による腐食:電解研磨後の洗浄が不十分だと、残留した電解液が原因で腐食が発生する
  • 納期遅延:技術不足や管理体制の甘さから、納期が遅れてしまう
  • 想定外の追加費用:初期の打ち合わせ不足などにより、後から追加費用を請求される

このようなトラブルを避けるために、信頼できる業者を選ぶことが重要です。実績豊富な業者や、金属表面処理技術に優れた業者を選ぶようにしましょう。

東陽理化学株式会社は金属表面処理のプロフェッショナル

東陽理化学株式会社は、電解研磨を中心とした金属表面処理のエキスパートです。ステンレスなどの様々な金属に対して高品質な表面処理を提供しています。東陽理化学株式会社の強みは、お客様のニーズを丁寧にヒアリングし、分析する能力にあります。持てる処理技術と開発力を惜しみなく注ぎ、求められる目的用途を極限まで追求し、解決策を見出します。独自のコンサルティングプロセスを通じてお客様の疑問や悩みを解消し、期待以上の結果をお届けすることを使命としています。

東陽理化学株式会社では、金属光沢度の向上を目的とした鏡面電解液を開発いたしました。従来の電解研磨では得られないバフ研磨と同等の鏡面仕上げを施すことが可能です。また、半導体製造装置向けステンレスの切削部品やパイプの精密電解研磨にも対応しています。金属表面処理に関するお悩みをお持ちの企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

電解研磨の価格についてなら東陽理化学株式会社

社名 東陽理化学株式会社
本社工場所在地 〒335-0023 埼玉県戸田市本町3丁目6番16号
本社工場電話 048-442-6035(代表)
本社工場ファックス 048-442-6036(代表)
創業 昭和25年4月5日
設立 昭和36年4月3日
営業品目 [金属表面処理技術] 電解研磨・精密電解研磨・化学研磨・酸洗・特殊不動態処理
URL https://www.toyorikagaku.co.jp/