金属表面処理技術Q&A

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表面処理の種類別に特性を教えてください。
・電解研磨 ⇒ 鏡面の様な金属光沢・耐食性の向上・滑らかな表面粗度・製品端面のバリ取り仕上
・酸洗処理 ⇒ 乳白色の均一な肌・溶接焼跡の除去・耐食性の向上
・化学研磨 ⇒ 薄肉微少部品のバリ取り・金属光沢の再生・耐食性の向上
・不動態化 ⇒ 耐食性の向上

お客様の目的別に上記の処理を組み合わせて最適な仕上げを施してお届けします。

電解研磨・酸洗・化学研磨の処理可能な最大寸法を教えてください。
・電解研磨 ⇒ 900 X 2,800 X 1,100 mm
・酸洗処理 ⇒ 1,750 X 2,450 X 750 mm
・化学研磨 ⇒ Φ550 X 400 mm

上記以外の寸法についてはお問い合わせください。

表面処理の種類別に設備概要を教えてください。

当社では本社工場(埼玉県戸田市)と大阪工場(東大阪市)の2工場を持ち、全社の設備概要は・・・
・電解研磨 ⇒ 合計 9ライン
・酸洗処理 ⇒ 合計 3ライン
・化学研磨 ⇒ 合計 2ライン
・不動態化 ⇒ 合計 2ライン

表面処理可能な金属の鋼種を教えてください。

当社で処理実績のある鋼種は、ステンレス・タングステン・モリブデン・チタニュウム・真鍮・パラジュウム等になります。
但し、鋼種によっては処理方法が限定されます。

表面処理により製品形状等の変形は発生しますか。

機械研磨・バレル研磨・ショットブラスト等の物理的な研磨では熱による変形やメディアによる変形等が発生しますが、当社の化学的な研磨では製品自体に負荷が生じない為に変形等は発生しません。

寸法精度を要求される製品ですが、表面処理での寸法精度の管理は可能ですか。

電解研磨や化学研磨の処理では、製品寸法の精度を要求される場合が多くあります。
当社ではミクロン単位での精度管理が可能です。

製品の内面を電解研磨したいが可能ですか。

電解研磨は製品に合わせた電極治具を作成して処理します。
タンク等の内面を電解処理する場合には特殊な電極治具を作成すれば内面部を中心に電解処理は可能です。